裸子植物
読み:らし-しょくぶつ
外語:Gymnosperm

 種子植物のうち、子房がなく、胚珠が裸になっているもののこと。
目次

概要
 は、雄花と雌花が別々に咲く。また花に花弁(花びら)がない。
 雄花には葯があり、花粉ができる。雌花に胚珠があり、受粉後に種子になる。花粉は風で運ばれることが多い。

特徴

分類法
 植物の分類学においては、かつて裸子植物は裸子植物門の1門であった。
 このような伝統的な分類では裸子植物門のその下に4綱が置かれた。
 しかし遺伝子による分類が進められ、進化の系統樹により分類されるようになってくると、裸子植物は側系統群ではないかとする説が出てきた。
 ただし分子系統学が進化してきた今も、裸子植物が側系統群か単系統群かの結論は出ていない。側系統であると判断する場合、「門」の階層は単系統群にのみ認めることになるため、裸子植物門という門を置かず、各綱をそれぞれ門として分類する。

伝統的な分類

近代的な分類
 より近代的な分類では、側系統として扱い、各綱を各々門とする。またその上に上門を作りSpermatophyta(種子植物)を置くこともある。

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