石炭紀
読み:せきたんき
外語:Carboniferous Period

 地球地質時代のうち、古生代の一紀。デボン紀に次ぐ時代。
目次

概要
 約3億5890万年前から約2億9890万年前までの間とされる。
 石炭を多く含む層であることから、石炭紀と命名された。
 古い時代から順に、次の7期に分けられ、前後期で二つの亜紀に分類され、亜紀もそれぞれ前期・中期・後期に分けられる。

特徴

動物
 陸上では昆虫や蜘蛛などのが繁栄した。
 メガネウラと呼ばれる超巨大トンボがこの頃登場した。昆虫綱オオトンボ目に分類されるが、オオトンボ目は絶滅している。現在のトンボ(トンボ目)とは目で違っており、直接の関係はない。
 また魚類から進化した両生類が登場し、両生類イクチオステガが遂に地上へ上がり、その後爆発的に種類が増えた。

植物
 陸上植物も、シダ植物のリンボクが巨大な木に進化した。中には直径2m、高さ30mにも達する物もあったが、まだ幹の作りが不完全で、あまり伸びると折れて倒れてしまった。
 しかしこの頃は草食動物もなく、植物は生え放題、植物にとっては楽園であり、多くの森を作った。そしてこの頃の植物が地下に大量に埋まり、後の石炭となるのである。
 裸子植物の原型も登場したが、すぐに絶滅してしまった。そのため後の世の裸子植物とは直接の繋がりは無いようである。この裸子植物群を前裸子植物と呼ぶ。

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