タランチュラ星雲
読み:タランチュラせいうん
外語:Tarantula Nebula
かじき座方向に見られる「
大マゼラン雲
」の中にある
散光星雲
。毒ぐも星雲とも呼ばれている。
目次
概要
基本情報
物理的情報
観測情報
主なカタログ番号
特徴
HII領域
規模
超新星
概要
基本情報
座標(2000年分点)
赤経
: 05h 38m 42.0s (ICRS)(SIMBAD)
赤緯
: -69°06′00″ (ICRS)(SIMBAD)
銀経
: 279.4641° (SIMBAD)
銀緯
: -31.6726° (SIMBAD)
所属
星座
: かじき座
階層:
局部超銀河団
→
局部銀河群
→
大マゼラン雲
→タランチュラ星雲
距離:
17.9荳光年 (通説)
赤方偏移
: z=0.000838 (SIMBAD)
光が届くまでの時間: 約0.12億年 (z=0.000838から計算)
実際の距離: 約0.12億光年 (z=0.000838から計算)
種類:
散光星雲
(輝線星雲)
物理的情報
伴銀河: (該当資料なし)
規模
半径
: (該当資料なし)
質量
: (該当資料なし)
光度
: (該当資料なし)
年齢: (該当資料なし)
観測情報
絶対等級
(M
V
): (該当資料なし)
実視等級
(V): 7.25等級 (SIMBAD)
視線速度(RV)=後退速度
251.0km/s(216.9km/cBeat) (SIMBAD)
みかけの後退速度: 251.12km/s(217.0km/cBeat) (z=0.000838から計算)
実際の後退速度: 251.26km/s(217.1km/cBeat) (z=0.000838から計算)
固有運動(μ): (該当資料なし)
主なカタログ番号
NGC 2070
特徴
HII領域
銀河系
の伴銀河である大マゼラン雲にある巨大な
HII領域
(自ら発光する散光星雲)である。
このHII領域は、
局部銀河群
内で最大ともされ、推定直径は200パーセク以上である。
これは星形成領域であり、星雲中央の若い高温の星々から強い
紫外線
が放射されていて、これにより星雲中の水素原子や酸素イオンが励起され、鮮やかな色を発している。
規模
推定質量は
太陽質量
の45万倍。
現在は散光星雲だが、このまま星形成が続くと、将来的には球状星団になると推定される。
超新星
大マゼラン雲内、タランチュラ星雲の外縁部で
SN 1987A
が発見された。
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