タランチュラ星雲
読み:タランチュラせいうん
外語:Tarantula Nebula

 かじき座方向に見られる「大マゼラン雲」の中にある散光星雲。毒ぐも星雲とも呼ばれている。
目次

概要

基本情報

物理的情報

観測情報

主なカタログ番号

特徴

HII領域
 銀河系の伴銀河である大マゼラン雲にある巨大なHII領域(自ら発光する散光星雲)である。
 このHII領域は、局部銀河群内で最大ともされ、推定直径は200パーセク以上である。
 これは星形成領域であり、星雲中央の若い高温の星々から強い紫外線が放射されていて、これにより星雲中の水素原子や酸素イオンが励起され、鮮やかな色を発している。

規模
 推定質量は太陽質量の45万倍。
 現在は散光星雲だが、このまま星形成が続くと、将来的には球状星団になると推定される。

超新星
 大マゼラン雲内、タランチュラ星雲の外縁部でSN 1987Aが発見された。

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