オリゴ糖 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・食品添加物編 (NSUBNFA) |
読み:オリゴとう |
外語:oligo saccharide |
品詞:名詞 |
葡萄糖や果糖などの単糖類(これ以下に分割できない糖)が2〜10個程度結びついたもの(つまり二糖類〜十糖類)の総称。元来は二糖類〜六糖類までを指していた。
二糖類の蔗糖(砂糖)、乳糖、麦芽糖も分子構造上はオリゴ糖となる。また乳糖、蔗糖、澱粉、食物繊維などに酵素を作用させて作られたフラクトオリゴ糖や、大豆オリゴ糖やラフィノースのように大豆や甜菜(砂糖大根)から抽出した天然成分など、多様なオリゴ糖がある。
オリゴ糖はそれぞれに特徴があるが、ほぼ共通して腸内有用菌の活性化、虫歯の原因になりにくい、低カロリー、といった特徴がある。腸内細菌に対する効果は、胃などで消化されずに大腸にまで達し、ビフィズス菌の栄養源になることによる。
一度に多量摂取すると一過性の緩下作用(下痢)を起こすことがある。
オリゴとは、ギリシャ語の "少ない" の意である。
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