ストロンチウム90 |
辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編中 (NELEMN5) |
読み:ストロンチウム-きゅうじゅう |
外語:90 Sr |
品詞:名詞 |
ストロンチウムの同位体の一つ。ウランの核分裂生成物の一つである。
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情報 |
概要 |
天然には存在しない同位体である。
核燃料として使われるウラン235が核分裂すると、少なくない割合で、このストロンチウム90が生じる。この時は、片割れとしてセシウム137が作られ、残りは中性子として放たれる。
特徴 |
崩壊 |
基本的にはβ−崩壊し、β線(電子=β粒子)と反電子ニュートリノ( ̄(ν)e)を放出して、イットリウムの放射性同位体であるイットリウム90(90Y)になる。
イットリウム90は半減期2.67日でβ−崩壊し、ジルコニウムの安定核種であるジルコニウム90(90Zr)になる。
生体への影響 |
科学技術庁告示第五号 平成十二年科学技術庁告示第五号(放射線を放出する同位元素の数量等)における、ストロンチウム90の実効線量係数(ミリシーベルト/ベクレル)は、次のとおりである。
つまり、10,000ベクレルを経口摂取した時の実効線量は0.28ミリシーベルト(280マイクロシーベルト)である。
リンク |
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