日暮里・舎人ライナー
読み:にっぽり-とねり-ライナー

 東京都交通局が運営する新交通システムの路線。2008(平成20)年3月30日に開業した。
目次

路線概要

路線情報

建設経緯
 東京23区内最後の陸の孤島である東京都足立区舎人地区の救済を目的として建設された。路線は現在の尾久橋通り沿いに結んでいる。
 当初計画では地下鉄の建設とされていたが、比較的近くに路線(東武伊勢崎線)が存在するため地下鉄では輸送力過剰と判断され、新交通システムに計画が変更された。

駅の一覧
 全部で13駅存在する。
番号駅名所在地(住居表示)
漢字かな
1日暮里にっぽり荒川区西日暮里2-19-2
2西日暮里にしにっぽり荒川区西日暮里5-31-7
3赤土小学校前あかどしょうがっこうまえ荒川区東尾久4-7-7
4熊野前くまのまえ荒川区東尾久3-37-6
5足立小台あだちおだい足立区小台1-20-1
6扇大橋おうぎおおはし足立区扇2-25-17
7高野こうや足立区扇2-45-1
8江北こうほく足立区江北4-30-27
9西新井大師西にしあらいだいしにし足立区江北6-30-23
10谷在家やざいけ足立区谷在家3-20-23
11舎人公園とねりこうえん足立区舎人公園1-10
12舎人とねり足立区舎人1-16-15
13見沼代親水公園みぬまだいしんすいこうえん足立区舎人2-21-13

特徴

車両
 300系車両で運行されている。
 
 

方式
 日暮里・舎人ライナーは、「AGT」(Automated Guideway Transit)方式を採用している。
 これは、専用軌道をゴムタイヤで走行するもので、側壁の案内軌条により誘導および給電される。
 
 AGTなら、首都高速だって越えることができる。
 

開通後
 尾久橋通りには同一経路の都バスの路線がある。この路線は鉄道空白地帯から直接山手線の駅に出る事ができるため人気が高く、都バスでも有数の高頻度運転が行なわれている。
 この路線は深刻な道路渋滞のため朝ラッシュ時の定時運行が不可能な状況であり、それが日暮里・舎人ライナー建設の理由となった。
 日暮里・舎人ライナー開通後は都バスはその役割を日暮里・舎人ライナーに譲ることになる。

運営主体の決定
 2007(平成19)年10月1日に正式運営者が東京都交通局に決定した。
 かつては第三セクターによる運営も考えられていた。そのときは東京都地下鉄建設を改組してその会社が運営をする予定だったという。

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