南海電気鉄道
読み:なんかいでんきてつどう
外語:Nankai Electric Railway Co.,Ltd
大手私鉄
の一つ。
スルッとKANSAI
と
PiTaPa
に加盟している。
目次
概要
基本情報
株式
主要事業
路線
概況
路線一覧
特徴
沿革
状況
概要
基本情報
商号: 南海電気鉄道株式会社 (Nankai Electric Railway Co.,Ltd)
本社: 〒542-8503
大阪府
大阪市
中央区難波五丁目1番60号
創業: 1885(明治18)年12月27日
設立: 1925(大正14)年3月26日 (設立登記1925(大正14)年3月28日)
資本金
: 637億3,903万4,121円(2012(平成24)年3月31日現在)
代表者: (2010(平成22)年4月1日現在)
代表取締役
会長 兼 CEO: 山中諄
代表取締役
社長
兼 COO: 亘信二
従業員: 2,734名
株式
株主数: 56,072名(2012(平成24)年3月31日現在)
主要事業
運輸業: 29社
不動産業: 4社
流通業: 6社
レジャー・サービス業: 24社
建設業: 5社
その他事業: 6社
路線
概況
総営業キロ154.8km。
大きく三つに分けられ、8路線と1鋼索線で営業し、更に1路線で
第二種鉄道事業者
として乗り入れしている。
路線一覧
全路線は次のとおり(順不同)。大きく三つのグループに分けられ、ラインカラーが付けられている。
南海線 (ラインカラー青)
南海本線 (難波〜和歌山市)
高師浜線 (羽衣〜高師浜)
多奈川線 (みさき公園〜多奈川)
加太線 (紀ノ川〜加太)
和歌山港線 (和歌山市〜和歌山港)
空港線 (ラインカラー紫) (第二種鉄道事業者)
空港線 (泉佐野〜関西空港)
高野線 (ラインカラー緑)
高野線 (汐見橋〜岸里玉出〜極楽橋)
汐見橋線 (汐見橋〜岸里玉出)
鋼索線 (極楽橋〜高野山)
特徴
沿革
周辺の鉄道と次々に合併し、また
戦時合併
も経験した。
1884(明治17)年6月: 大阪堺間鉄道として敷設認可
1884(明治17)年11月: 阪堺鉄道に改称
1885(明治18)年: 難波〜大和川が開業
1897(明治30)年: 南海鉄道が堺〜和歌山を着工、翌年阪堺鉄道は設備すべてを南海鉄道に譲渡し解散
1903(明治36)年: 堺〜和歌山が全通
1909(明治42)年12月: 浪速電車軌道を合併、上町線とする
1911(明治44)年: 全線電化
1915(大正4)年6月: (初代)阪堺電気軌道を合併、阪堺線・大浜線・平野線とする
1922(大正11)年9月: 大阪高野鉄道、高野大師鉄道を合併、高野線とする
1922(大正11)年12月: 南海本線 全線複線化
1926(昭和元)年: 天下茶屋〜粉浜が複々線化
1940(昭和15)年12月: 阪和電気鉄道を合併、山手線とする
1942(昭和17)年2月: 加太電気鉄道を合併、加太線とする
1944(昭和19)年: 山手線(旧阪和電鉄)が、国策命令で突如国に買収され、国鉄阪和線となる
1944(昭和19)年6月: 関西急行鉄道と
戦時合併
し、近畿日本鉄道となる
1947(昭和22)年3月: 高野山電気鉄道が南海電気鉄道に改称
1947(昭和22)年6月: 近畿日本鉄道、が旧南海鉄道部分を南海電気鉄道に譲渡し、近鉄から独立
1947(昭和22)年6月: 旧南海鉄道所属事業譲受
1949(昭和24)年: 東証・名証・大証に上場
1954(昭和29)年: 東証で上場廃止
1961(昭和36)年11月: 和歌山電気軌道を合併、貴志川線・和歌山軌道線とする
1966(昭和41)年: 北島支線廃止
1971(昭和46)年: 和歌山軌道線廃止
1971(昭和46)年: 第三セクターの泉北高速鉄道線が開業し、高野線との直通運転を始める
1974(昭和49)年: 1500V昇圧
1975(昭和50)年12月: 和歌山バス分離
1980(昭和55)年11月: 平野線・大浜線を正式に廃止
1980(昭和55)年12月: 上町線・阪堺線を(2代目)阪堺電気軌道として分離
1984(昭和59)年: 天王寺支線の一部を廃止
1993(平成5)年: 天王寺支線の全てを廃止、南海りんかいバス分離
1994(平成6)年: 空港線開業、
関西国際空港
アクセス特急となる「ラピート」を設定
1999(平成11)年4月:
スルッとKANSAI
を導入、南海ウイングバス南部、南海ウイングバス金岡を分離
2001(平成13)年10月: 南海バスを分離
2002(平成14)年: 和歌山港線の和歌山港‐水軒を廃止
2006(平成18)年4月: 貴志川線を和歌山電鐵に譲渡
2006(平成18)年7月:
PiTaPa
を導入、
ICOCA
も利用可能に
2008(平成20)年: 東証に再上場
2012(平成24)年:
駅ナンバリング
開始
2013(平成25)年3月23日:
交通系ICカード全国相互利用
開始
状況
合併を分割を繰り返した複雑な社史を持つ鉄道会社である。
全線複線化に続いて複々線化をするなど発展を続けたが、この背景には並行する阪和電鉄(現
JR阪和線
)との競争があった。
戦時体制に入り、1940(昭和15)年にその競争相手の阪和電鉄を合併するが、1944(昭和19)年に突然旧阪和電鉄は国策命令で国に買収され、南海鉄道も近鉄に合併することになった。
戦後、高野山電気鉄道を南海電気鉄道に改称した上で、旧南海鉄道部分を含めて近鉄から独立、その後は再び阪和線との激しい競争を繰り広げている。
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