戦時合併
読み:せんじがっぺい
第二次世界大戦中、国家総動員法に基づき行なわれた企業の強制的合併のこと。
大企業を合併することにより、国家による企業への干渉を行ないやすくするために行なわれた。
これにより、首都圏の鉄道会社は、京王、小田急、京急、相鉄などが東急に、関西圏の鉄道会社は、京阪などが近鉄に統合され、また名古屋圏や福岡圏では、中小の私鉄がそれぞれ名鉄と西鉄に統合された。
戦争が終わると、過度経済力集中排除法が成立し、これに基づいて首都圏と関西圏では統合された鉄道会社がそれぞれ分離独立したが、名古屋圏や福岡圏ではそれほど大きな分離独立は行なわれず、現在に至っている。
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