奥羽線の米沢と坂町を結ぶJR東日本の鉄道路線(地方交通線)。
旧国鉄の本線制度においては、奥羽線の一つである。現在では、主に米坂線の走る線路の名前と考えれば良い。
- 総延長: 90.7km
- 軌間: 1067mm軌道(JR在来線の狭軌)
- 駅数: 20駅(起点、終点の駅を含む)
- 単線複線: 全線単線
- 電化区間: 全線非電化
- 閉塞方式:
- 特殊自動閉塞方式(CTC) ‐ 米沢〜西米沢
- 特殊自動閉塞方式(CTC) ‐ 西米沢〜今泉
- 特殊自動閉塞方式(CTC) ‐ 今泉〜坂町
- 保安装置: (未確認)
- 運転速度: (未確認)
- 所要時間: 米沢〜坂町 ‐ 116分(最短)
- 米沢〜今泉
- 今泉〜羽前椿
- 羽前椿〜小国
- 小国〜坂町
- 1926(大正15)年9月28日: 米沢〜今泉までで開業
- 1931(昭和6)年8月10日: 今泉〜手ノ子、越後下関〜坂町が開業
- 1933(昭和8)年11月10日: 手ノ子〜羽前沼沢、越後金丸〜越後下関が開業
- 1935(昭和10)年10月30日: 羽前沼沢〜小国が開業
- 1936(昭和11)年8月31日: 小国〜越後金丸が開業、もって全線開通
- 1995(平成7)年12月1日: 玉川口駅と花立駅 廃止
- 2009(平成21)年3月14日: ダイヤ改正、110系とE120形気動車導入で高速化
2009(平成21)年3月14日のダイヤ改正時点で、臨時列車を除き、下り10便、上り12便しかない。下り13時台上り14時台の列車は、平日には運行されない。また、雪が降れば臨時で減便したり遅延したりする。
米沢〜坂町まで通しての列車は、快速べにばなを含め、上下ともに5便しかない。なお、快速べにばなは、米坂線内は各駅に停車する。
米沢発の列車は、殆どが羽前椿行きで、15時台に一便今泉止まりのものがある。
この路線の途中駅は、今泉と小国以外は全て無人駅または委託駅であり、駅弁などもない。たかが入場くらいでお金は取らないため、入場券なども存在しない。
現在は全線が単線である。
閉塞区間は3区間に分かれている。以前は全てスタフ閉塞方式だったが、現在は全て自動閉塞方式に移行している。
昔は蒸気機関車9600(79607)やC11などが走っていたが、現在は代わりにキハ110系気動車とキハE120形気動車が走っている。日本有数の豪雪地帯だけあり、冬にはラッセル車も頻繁に走る。
ここでは、かつての本線制度を前提とした接続状況を記している。
現行の運転系統で駅ごとの接続状況は、米坂線の項を参照のこと。
山形県
- (名称不明) (最上川)
- (名称不明) (鬼面川)
- (名称不明) (犬川)
- (名称不明) (白川)
新潟県
- 宇津トンネル (山形県西置賜郡飯豊町手ノ子〜小国町沼沢、宇津峠)
- 弁当沢トンネル (山形県西置賜郡小国町沼沢〜小国町綱木箱口)
- 宇津峠 (山形県西置賜郡飯豊町手ノ子〜小国町沼沢、宇津トンネル)
- 赤芝峡 (山形県西置賜郡小国町小国小坂町)
- 山形県
- 米沢市 ‐ 東置賜郡川西町 ‐ 長井市 ‐ 西置賜郡飯豊町 ‐ 小国町
- 新潟県
- 岩船郡関川村 ‐ 村上市
2009(平成21)年3月14日のダイヤ改正により、普通列車および快速列車は、次の二つに置き換えられた。
- キハ40系気動車
- キハ40形気動車
- キハ47形気動車
- キハ48形気動車
- キハ52形気動車
- キハ58系急行型気動車
関連するリンク
えきから時刻表 米坂線用語の所属
東日本旅客鉄道
奥羽線 (本線制度)
関連する用語
奥羽線 (JR)
蒸気機関車
気動車
ラッセル車
無人駅