府中市 (東京都)
読み:ふちゅう-し
外語:fuchu^ city

 東京都府中市。東京都の中央部に位置する市。
目次

概要

基本情報

通信

象徴

沿革

歴史
 府中市はかつての武蔵国の中心地で、ここに武蔵国の国府が置かれていたことが府中という地名の由来である。
 645(慶化元)年の大化の改新で武蔵国は隣国の知知夫国(秩父国)と合併して(新しい)武蔵国となり21郡に分けられた。この時に今の府中市に国府(今で言う県庁所在地のようなもの)が置かれた。
 鎌倉幕府の時代には鎌倉街道の要衝として、江戸幕府の時代には宿場町として繁栄した。
 明治初期の廃藩置県で現在の神奈川県に属するようになった。
 1878(明治11)年施行の「郡区町村編成法」という法律で、今では三多摩と呼ばれる多摩地区の一つ北多摩郡となり、府中駅(後に府中町となる)に北多摩郡役所が設置された。そして1893(明治26)年4月1日、三多摩は東京府に編集された。これが東京都となったのは東京都制が施行された1943(昭和18)年7月1日のことである。
 現在の府中市が決定したのは1954(昭和29)年4月のことで、府中町、多摩村、西府村が合併して誕生した。

地理

地勢
 南端に多摩川が流れており、稲城市や多摩市との市境となっている。
 ここから北へ約1.7kmにわたり平坦地が広がっている。さらに北には武蔵野台地が広がっている。
 府中市内で最も海抜が高い場所は、府中市武蔵台3丁目の海抜82mである。

町域
 住居表示は実施されていない。その代わり、地番を整理して付け直す地番整理が行なわれている。
 区内の主な町域は次の通り(50音順)。

隣接する自治体

運輸交通

主な道路
 中央道のほか、1本の国道と多数の都道、市道などが走る。

自動車専用道路

一般国道

地方道

道の駅
 市内に道の駅はない。

鉄道

飛行場

行政

議会(調布市議会)
 2013(平成25)年5月14日現在、市議会議員、定数30名、現役28名。
 任期2011(平成23)年〜2015(平成27)年。

国政選挙

民度、民意
 投票率は平均3〜6割。都政には関心が高いが市政には無関心な様子が見られる。

市長

特徴

施設、観光地等

名産品
 順不同。

政治状況
 東芝NEC、サントリーなど、大企業の工場があり、市の産業の実質は工業都市と言えるが、労働争議とは殆ど無縁の市であるらしい。
 さらに、刑務所、競馬場、競艇場、自衛隊基地まであり、火種には事欠かなそうであるが、運動と言えば文字通りスポーツの方が盛んなほどで、政治活動はあまり盛んではないとのことである。
 議会のバランス感覚もかなり高く、隣の小金井市から巻き込まれたゴミ問題も、手際よく解決させている。
 但し、市内には、北朝鮮の工作船「万景峰」建造のスポンサーだった「さくらコマース」がある。さくらコマース創立者の全演植は、朝鮮総連のナンバー2だった。

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