読み:うめ
外語:plum

 バラ科サクラ属の落葉小高木。および、その果実。
目次

情報

分類
 ▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

旧階層
 古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

生態
 日本では3月前後に咲き、春の訪れを告げる花である。

特徴
 原産は支那。奈良時代に遣隋使あるいは遣唐使が支那から持ち帰ったものとされる。
 花を観賞するほか、その実を梅干しや梅酒などの食用として使う。
 万葉集の頃は白梅、平安になると紅梅が愛でられたが、その後日本人の感心はに移って行ったようである。万葉集では百首以上が詠まれており、植物では萩に次いで二番目。
 日本でも、梅を府県花や市区町村花とする自治体は多い。全国の天満宮は、道真が愛した梅を紋として使用しているほか境内に梅の木が植えられ、京都・北野天満宮では毎年正月の縁起物として境内1500本の梅の木から摘み取られた梅の実で作られた神饌の大福梅が参拝者に授与されている。
 また、台湾は梅を国花としている。

再検索