茨城県つくば市。茨城県の南西部に位置する特例市。関東の名峰、筑波山を抱える。
市名は合併前の郡名である筑波郡や筑波山の「筑波」から付けられた。
この市は、筑波研究学園都市建設法に基づく地域の全域が一市となったものである。
筑波は、東京壊滅時の首都候補の一つでもある。
一般情報
- 地域: 関東地方
- 面積: 284.07km2
- 人口: 209,630人・84,646世帯(2008(平成20)年11月1日現在、常住人口)
- 市役所所在地: 〒305-8555 つくば市谷田部4741番地、代表電話029-836-1111 (旧・谷田部町役場)
- 地方公共団体コード(市区町村コード): 08220-1
- 市長: 市原健一(元茨城県議、2004(平成16)年11月14日当選、2期目)
通信
象徴
- 市花: 星咲き雪ノ下(ホシザキユキノシタ)
- 市木: 欅(けやき)
- 市鳥: 梟(フクロウ)
- 市獣: 指定なし
- 市魚: 指定なし
- 市歌: 不明
市議会
2008(平成20)年10月26日選挙投票、翌日開票結果現在、市議会議員、定数33〜40名。
- 自由民主党: 4名
- 民主党: 3名
- 公明党: 4名
- 日本共産党: 2名
- 無所属・諸派: 20名
- 無所属: 17名
- ヘイズ・ジョン
- 松岡嘉一
- 塚本洋二
- 星田弘司
- 飯岡宏之
- 古山和一
- 高野進
- 柳沢逸夫
- 大久保勝弘
- 塩田尚
- 木村倉ノ助
- 吉葉茂
- 須藤光明
- 塙豊光
- 市川三郎
- 安井茂
- 矢口一雄
- つくば・市民ネットワーク: 2名
- 新社会党: 1名
民度、民意
投票率は約6割で、投票率は平均程度と言える。
- 2006(平成18)年12月10日: 茨城県議会議員一般選挙、投票率44.31%(男43.03%、女45.65%)
- 2004(平成16)年11月14日: つくば市長選挙、投票率61.06%(男58.16%、女64.10%)
- 2004(平成16)年11月14日: つくば市議会議員一般選挙、投票率61.05%(男58.16%、女64.09%)
- 2008(平成20)年10月26日: つくば市長選挙、投票率58.44%
- 2008(平成20)年10月26日: つくば市議会議員一般選挙、投票率58.44%
投票率の低さを反映してか組織票に弱く、議会には公明党の人数がやや多くなっており、更には新社会党の議員などもいる。
主な道路
自動車専用道路
一般道の国道
県道その他
- 筑波パープルライン
- 茨城県道3号つくば野田線
- 茨城県道14号筑西つくば線
- 茨城県道19号取手つくば線
- 茨城県道24号土浦境線
- 茨城県道41号つくば益子線
- 茨城県道42号笠間つくば線
- 茨城県道45号つくば真岡線
- 茨城県道46号野田牛久線
- 茨城県道53号つくば千代田線
- 茨城県道55号土浦つくば線
- 茨城県道56号つくば古河線
- 茨城県道123号土浦坂東線
- 茨城県道128号土浦大曽根線
- 茨城県道133号赤浜谷田部線
- 茨城県道138号石岡つくば線
- 茨城県道139号筑波山公園線 (つくば道)
- 茨城県道143号谷田部牛久線
- 茨城県道200号藤沢豊里線
- 茨城県道201号藤沢荒川沖線
- 茨城県道202号館野牛久線
- 茨城県道210号谷田部藤代線
- 茨城県道213号長高野北条線
- 茨城県道214号沼田下妻線
- 茨城県道220号島名福岡線
- 茨城県道236号筑波公園永井線
- 茨城県道237号花室牛久線
- 茨城県道244号妻木赤塚線
- 茨城県道274号牛久赤塚線
- 茨城県道329号小山菅生小絹停車場線
- 茨城県道345号
道の駅
市内に道の駅はない。
鉄道
市政施行前には筑波鉄道があったが、市政施行する年の春、国鉄消滅と同じ日に廃止されていた。
以降鉄道は長く存在しなかったが、2005(平成17)年に遂に「つくばエクスプレス」が作られた。
飛行場
- つくばヘリポート (つくば市上境) 公共用ヘリポート
つくば市には、世界からも注目される、我が国を代表する研究・教育機関が集積している。
- 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(KEK) (茨城県つくば市大穂1-1)
- (独)防災科学技術研究所 (つくば市天王台3-1)
- (独)土木研究所 (つくば市南原1-6)
- 筑波大学 (つくば市天王台1-1-1)
- 筑波技術大学 (つくば市天久保4-3-15) (視覚・聴覚障害者専門の国立大学)
- 国立科学博物館筑波実験植物園 (つくば市天久保4丁目1-1)
- 物質・材料研究機構
- 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 筑波宇宙センター
- (独)産業技術総合研究所
- (独)国際農林水産業研究センター (つくば市大わし1-1)
- (独)国立環境研究所 (つくば市小野川16-2)
- (独)農業・食品産業技術総合研究機構 (つくば市観音台3-1-1)
- (独)農業生物資源研究所 (つくば市観音台2-1-2)
- (独)農業環境技術研究所 (つくば市観音台3-1-3)
周辺には村や町が多数あったが、合併によってそれらは市に収まっている。
筑波・稲敷台地にあり、起伏が少なく概ね平坦で、表面は関東ローム層に被われている。
雪はあまり降らないが、筑波山南部地域では筑波颪と呼ばれる北風の乾いた突風が吹き、また早朝は濃霧となるため注意が必要である。
つくば市は、1985(昭和60)年にEXPO'85国際科学技術博覧会、いわゆる「科学万博つくば'85」が開催された市である。期間は1985(昭和60)年3月17日〜9月16日(184日間)で、場所は筑波研究学園都市だった。会場は現在「科学万博記念公園」になっている。
また、絶滅したニッポニア・ニッポンこと鴇のミドリとキンの生殖細胞が、市内の国立環境研究所で保存されている。
つくば市が出来た当時、その真隣に筑波郡筑波町が存在する状態だった。
- 1987(昭和62)年11月30日: 筑波郡の3町1村(谷田部町、豊里町、大穂町、桜村)が合併し市政施行
- 1988(昭和63)年1月31日: 筑波郡筑波町がつくば市に吸収合併されてつくば市筑波地区となる
- 2002(平成14)年11月1日: 稲敷郡茎崎町がつくば市に吸収合併されてつくば市茎崎地区となる
- 2007(平成19)年4月1日: 特例市に移行した
いわゆる、ひらがな市名である。
支那語では「筑波市」と書くことになると思われる。
関連するリンク
つくば市役所地名の所属
ひらがな市名
周辺の自治体
つくばみらい市
下妻市
市内を走る鉄道
つくばエクスプレス