硫黄島 (小笠原村)
読み:いおう-とう
外語:IWO TO

 北硫黄島南硫黄島とともに硫黄列島を構成する島の一つで、その代表となる島である。
目次

概要
 東京から約1200km南にある島で、東京とグアムのちょうど中間付近にある。
 小笠原支庁舎のある父島からも200km以上離れた孤島である。

基本情報

一般情報

通信
 郵便局としては100-2100地域への集配業務は行なっていないので、郵便局からは送れない。
 硫黄島の電話番号は04998-4-1XXXであるが、海上自衛隊の04998-4-1111以外の番号は知られていない。

沿革

歴史
 硫黄島は火山島であり、18世紀後半にイギリスの探検隊に発見された島である。
 明治期に開拓が始まり、主として硫黄採掘のために使われた。
 大東亜戦争では最大の激戦地の一つであり、今もなお1万体以上の遺体が眠っている。戦後は米軍ならびに自衛隊の基地となり、島の中央に飛行場がある。

地理

地勢
 火山島ゆえ隆起が激しい。年間数センチ地形が変わるともされ、1945(昭和20)年に上陸した海兵隊の錨は、今や海抜20mくらいの位置にあるとされている。
 島の気候は亜熱帯であり、時々スコールもある。かつての激戦で島は焼け野原となったが、現在は再び緑が見られる。
 周辺には、北西に監獄岩、北東に離岩、東に東岩などの小さな島がある。
 この島の最寄りに、次のような島がある。

運輸交通

道路
 地図より道路があることが確認されている。

道の駅
 島内に道の駅はない。

鉄道
 島内に鉄道はない。

飛行場
 島内に民間用の飛行場はない。

周辺の島
 この島の最寄りに、次のような島がある。

観光
 この島は自衛隊関係者以外には立ち入りができない。
 島全域が自衛隊基地すなわち軍事基地であり、また未処理の不発弾は大量に埋まり、火山活動も活発で、非常に危険だからである。
 さらに、生息する生物も危険で、猛毒の殺人蟻「アカカミアリ」などが生息するほか、南鳥島と同様、島内には世界最大のカタツムリ「アフリカマイマイ」が生息する。アフリカマイマイは広東住血線虫という危険な寄生虫を宿しており、直接触れることはもちろん、這った後に触れるだけでも寄生虫に感染して好酸球性髄膜脳炎を引き起こす恐れがある。
 毎年、大東亜戦争戦没者の遺族が訪れるが、観光については一切できない。

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