SDTV
読み:エスディーティーヴィー
外語:SDTV: Standard Definition TeleVision
標準テレビジョン放送。標準品位テレビ。
概要
既存のテレビ放送(NTSC等)の、走査線数525本程度の放送の総称。
これに対し、高精細な放送をHDTVという。
特徴
定義
電波法施行規則では、次のように定義される。
電波法施行規則
(定義等)
第二条 電波法 に基づく命令の規定の解釈に関しては、別に規定せられるもののほか、次の定義に従うものとする。
二十八の二 「標準テレビジヨン放送」とは、テレビジヨン放送であつて、高精細度テレビジヨン放送以外のものをいう。
俗にハイビジョンと呼ばれる高精細度テレビジョン放送(HDTV)が開始されてから、その対義語として使われるようになった。
方式
世界の地上アナログテレビジョン放送標準方式はA〜Nの13種類が存在し、テレビシステムと呼ばれている。
日本のようにVHF帯とUHF帯で同じ国、異なる国、片方しか使われていない国が混在する。
13種類あるが、走査線数だけで分けると4種類(405本、525本、625本、819本)となり、フレームレートは2種類(25フレーム/秒、30フレーム/秒)に分けられ、またこれと別に3種類のカラー方式がある。
フレームレートについては、日米のNTSCで使うM方式が30フレーム/秒である他は、全て25フレーム/秒である。
例えばドイツが東西に分かれていた頃、東西ともにVHF帯はB、UHF帯はGで共通のテレビシステムを用いていた。しかしカラー方式が異なり、資本主義側の旧西ドイツはPAL、共産主義側の旧東ドイツはSECAMという違いがあり、テレビ受像機に互換性がなかった。
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