IPX
読み:アイピーエックス
外語:IPX: Internet Packet eXchange

 NetWareネットワーク層(第3層)プロトコル。
目次

概要
 IEEE 802.3標準Ethernet上で動作する。NovellがXerox Network Standard(XNS)を参考に開発したとされる。
 IPXの上でいくつかのトランスポート層(第4層)プロトコルが動作するが、中でもSPXが目立って使われたため、IPX/SPXとまとめて呼ばれることも多かった。

技術

IPXヘッダー
 IPXのパケットは、30オクテットのIPXヘッダーと、0バイト以上で最大65505バイト(ヘッダー込みで65535バイトまで)のデータ部からなる。
 なお、初期のNetWareではルートされるIPXパケットの最大長は576オクテット(IPXヘッダーとデータ長の合計)であった。

パケットタイプ
 IPXパケットは、1オクテットのパケットタイプフィールドによって、上位のパケットを識別する。

ソケット番号
 IPXパケットの最終的な宛先を示す16ビットの番号で、送信元・宛先が各々ある。
 0x4000から0x7FFFは動的ソケットである。
 0x8000から0xFFFFはNovellによって使用するプロセスが割り当てられる番号である。

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