IPX/SPX
読み:アイピーエックス-エスピーエックス
外語:IPX/SPX: Internet Packet eXchange / Sequenced Packet eXchange
Novell社が、Xerox Network Standard(XNS)を参考に開発した独自のプロトコルで、NetWare 3.11以前のバージョンではNetWareで使える唯一のプロトコルだった。
概要
IPX/SPXというのは二つのプロトコルをまとめた呼称であり、パケット伝送を司る下位のIPXと、その上で動作し誤り訂正などを行なうSPXとがある。
ちなみにNetWareのファイルサーバー機能などは、IPXの上で動くNCPが使われており、SPXではない。
特徴
特徴はクライアント側に細かな設定が不要であるという点で、アドレスなど、面倒なものは全て自動で設定してくれる。
しかし元々LAN用に開発されたもので、不要なパケットが流れるなどWANには不適な面があったり、IPに比べて大量のブロードキャストパケットが流れるなど、IPより弱い点がいくつかある。
そこで、NetWare 5からは遂にIPX/SPXの代わりにTCP/IPも利用可能となった。
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