DIGNO DUAL 2
読み:ディグノ-デュアル-トゥー
外語:DIGNO DUAL 2

 WILLCOMの、京セラ製のAndroidスマートフォン。実際には通話のみをPHSにしたソフトバンクモバイルのスマートフォンである。型番「WX10K」。
目次

概要
 2013(平成25)年7月4日発表、2013(平成25)年7月18日発売。
 前回のDIGNO DUALがあまりにも期待外れで、今回もあまり改善がなかった。
 この端末は、前のDIGNO DUALと同様に、通話はPHS、データ通信はソフトバンク3G/4Gというコンセプトの端末である。前と比べて、ライトメールには対応したがPHSデータ通信は相変わらず対応していない。

製品仕様
 採用されたオペレーティングシステム(OS)はAndroid 4.2でAPIレベル17である。
CPUQUALCOMM MSM8960 1.5GHz(デュアルコア)
液晶ディスプレイ約4.7インチIPS液晶、720p(720×1,280ドット)
メモリーROM 16Giバイト、RAM 1.5Giバイト
通信機能PHS(1900MHz) (通話機能のみ)
AXGP(2500MHz)
W-CDMA(900/1500/2100MHz) (ソフトバンク3G)
GSM(900/1800/1900MHz)
無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)
Bluetooth 4.0+EDR
赤外線通信
おサイフケータイ (FeliCa)
デジタルカメラアウトカメラ 約810万画素/CMOS(AF)
インカメラ 約120万画素/CMOS
質量約134g(バッテリー装着時)
外形寸法W66×H134×D10.9mm(突起部除く)
接続端子USB 2.0/microUSB (MHL対応)
イヤホンジャック (3.5〓丸型)
カードスロットmicroSDカードスロット (microSDHC/microSDXC対応、最大64Giバイト)
microUSIMカードスロット
連続通話時間約18.5時間(PHSモード)、約14時間(3Gモード)、約10時間(GSMモード)
連続待受時間約400時間(PHS/3Gデュアルモード)
約310時間(PHS/4Gデュアルモード)
約280時間(GSMモード)
フル充電時間約3時間 (ACアダプター使用時)
防水IPX5/IPX7
防塵IP5X

契約プラン
 「ウィルコムプランLite」と「ウィルコムプランD+」が選択可能。

ウィルコムプランLite
 通信速度制限1Giバイト
 だれスマは、6ヶ月間のみ割引となるキャンペーンサービス。2013(平成25)年7月31日までの契約では事務手数料が無料となる。
料金プランウィルコムプランLite 
月額基本料980円/月
WEB接続料315円/月
パケット定額料2,980円/月
だれスマ-1,000円/月
機種代金DIGNO DUAL 2 分割支払金2,970円/月
W-VALUE割引-2,280円/月
(実質690円/月)
月々の支払い代金3,965円/月
(支払回数24回/25ヶ月)
オプションだれとでも定額 月額基本料980円/月
テザリングオプション525円/月
 2,970円×24なので、端末は実質71,280円相当であるらしい。

ウィルコムプランD+
 通信速度制限7Giバイト
 だれスマは、2年間のみ割引となるキャンペーンサービス。2013(平成25)年7月31日までの契約では事務手数料が無料となる。
料金プランウィルコムプランD+ 
月額基本料980円/月
WEB接続料315円/月
パケット定額料5,985円/月
だれスマ-525円/月
機種代金DIGNO DUAL 2 分割支払金2,970円/月
W-VALUE割引-2,280円/月
(実質690円/月)
月々の支払い代金7,445円/月
(支払回数24回/25ヶ月)
オプションだれとでも定額 月額基本料980円/月
テザリングオプション0円/月
 ウィルコムプランD+加入でテザリングオプションが2年間無料。

特徴

バージョン

沿革

CPU
 前のDIGNO DUALはCPUがR-Mobile APE5R 1.2GHzであることを特徴としていた。
 今回は、ほぼ全部入りのスマートフォン「DIGNO R 202K」をベースにPHSを追加したものとなり、他のソフトバンクモバイルやau向け国内モデルのDIGNOブランド機と同様に、MSM8960 1.5GHzを採用している。

問題点

利点がない

PHSとして機能不足
 PHSは、電話機能のみを持たせた、オマケ程度の扱いである。
 現在、PHSを名のるのであれば、通話とPHSデータ通信が必要であるが、DIGNO DUAL 2は前のDIGNO DUALと同様、PHSデータ通信を欠いている。

メール関係
 メールアドレスは従来のものが利用できない。これは、前のDIGNO DUALと同じである。
 DIGNO DUALシリーズはソフトバンクモバイルのネットワークを利用するが、ソフトバンク網経由でWILLCOM網にある「pdx.ne.jp」を利用することが様々な理由から困難だった。このため新規のwcm.ne.jpドメインを作り提供することになった。
 PHSデータ通信を欠くことから、今回もメールは特殊なものが必要である。

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