060
読み:ゼロろくゼロ
外語:060

 特番の一つで、UPT(個人通信サービス)用プリフィックス。060-CDEF-GHJK(CDは33〜45まで)。うち、CDEが事業者識別番号となる。
目次

沿革
 次のような歴史を持つ。
  1. PHS用プリフィックス 番号指定
  2. PHSプリフィックス 廃止
  3. UPT(個人通信サービス)用プリフィックス 番号指定(060-330〜459)
  4. FMC用プリフィックス 番号指定(060-200〜499)
  5. 廃止 (時期不明)
  6. 将来的に、携帯電話向けとして開放予定

特徴

PHS
 1997(平成9)年から1999(平成11)年1月1日02:00(31日@750)まではPHSプリフィックス(060-CDE-FGHJ)として使われていた。
 現在の070-6に相当する。

個人通信サービス
 060-330〜459までの範囲が個人通信サービスに割り当てられていた。
 但し、NTTコミュニケーションズの「eコール」が060-330〜356までが使われている他は、利用が無かった。

FMC
 2006(平成18)年4月11日、総務省は携帯電話固定電話を自動切り替えするサービスFMC用プリフィックスとして060を用いる方針を決定し発表した。
 2008(平成20)年4月現在、かつて「UPD電話番号」としていた060番号は、「FMCの番号」とされていた。
 範囲は、060-200〜499までが割り当てられており、従来のUPTと、番号範囲は併用となっていたが、殆ど使われることはなく、自然消滅したようである。
 NTTコミュニケーションズのUPTサービス「eコール」が2011(平成23)年3月31日にサービス終了となったことから、これをもって060は未使用状態となった可能性が高い。

携帯電話
 携帯電話の電話番号が11桁化され090となった後、080070が追加されてきたが、070は2018(平成30)年にも枯渇する見込みである。
 スマートメーター、位置情報を用いた子供の見守りサービス、建設機械の稼働監視、自動販売機の補充管理など、機器間通信にも安価な携帯電話機の網が使われるようになり番号の消費が加速している。
 2015(平成27)年3月末時点での携帯電話番号の空きは約4,400万であるが、機器間通信は2020(令和2)年までに約4,200万に拡大する見込みとされているため、この頃に番号は逼迫または枯渇する。
 このことから、総務省は機器間通信用の番号として020を用意することを決定し、2016(平成28)年から解放することとした。これにより070は主として一般用とすることで番号にゆとりを持たせる方針とした。そして、それでもなお番号が不足したときは、個人の携帯電話向けに060を割り当てて番号を増やす方針である。060は現在未使用となっているため、9000万番号が確保できる。

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