020
読み:ゼロにーゼロ
外語:020

 特番の一つで、発信者課金ポケベルおよびM2M用のプリフィックス。"020‐CDE‐FGHJK" (C≠0)。
目次

沿革
 次のような歴史を持つ。
  1. 携帯電話プリフィックス
  2. 発信者課金ポケベル電話プリフィックス (020-4DE‐FGHJK)
  3. M2M用番号として開放 (2017(平成29)年10月)

特徴

携帯電話
 1999(平成11)年1月1日02:00(31日@750)までは携帯電話プリフィックス(020‐CDE‐FGHJ)として使われていた。
 現在の090‐2に相当する。

ポケベル
 1999(平成11)年4月1日から採用され、NTTドコモクイックキャストサービス「ゼロニード」など、発信者側が料金を負担するタイプの無線呼出に使われた。
 但しゼロニードは2003(平成15)年1月5日で新規受付が終了され、クイックキャスト自体も2004(平成16)年6月30日で新規受付を終了している。サービス自体も2007(平成19)年3月31日で終了された。
 2018(平成30)年現在、020で残るは沖縄テレメッセージだけであるが今後増える可能性はなく、「020-4DE‐FGHJK」の番号が確保されているが使われているのは「020-46E‐FGHJK」のみである。

電子機器通信(M2M)
 携帯電話の電話番号が11桁化され090となった後、080070が追加されてきた。
 昨今、スマートメーター、位置情報を用いた子供の見守りサービス、建設機械の稼働監視、自動販売機の補充管理や電子マネー対応など、機器間通信にも安価な携帯電話機の網が使われるようになり番号の消費が加速している。
 2015(平成27)年3月末時点での携帯電話番号の空きは約4,400万だったが、機器間通信は2020(令和2)年までに約4,200万に拡大する見込みとされているため、070も2018(平成30)年頃には枯渇する見込みと判明していた。
 このことから、総務省は番号の追加を決定した。当初案では、電子機器通信用に020を、個人の携帯電話向けに060を割り当てて番号を増やす方向で検討され、まずは機器間通信用に020を2016(平成28)年から解放することを決定した。
 機器間通信は人が使う携帯電話番号と違って番号が覚えやすい必要はないため、通常の携帯番号より2桁多い13桁とし、020-x(xは1から9)のうち使用中の020-4を除く80億番号を確保することとなった。但し、桁数を増やすのはシステム改修が必要となり時間も掛かるため、まずは11桁で2017(平成29)年10月より割り当てが開始された。11桁でも8000万番号が確保できる。

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