物理層
読み:ぶつりそう
外語:physical layer
OSI参照モデル
の
レイヤー1
(第1層)となる
通信プロトコル
の階層構造。下位層の最下層。
目次
概要
特徴
サービス
副層
TCP/IPプロトコルスイート
主なプロトコル
概要
物理媒体(通信装置)を直接制御する部分。物理媒体によって制御の方法は異なる。
シリアル
/
パラレル
変換
や、
同期
/
非同期
変換
、
変調
などの制御もこの層に含まれる。
特徴
サービス
物理層の主なサービスは以下の通り。
伝送
シリアル/パラレル変換
同期/非同期変換
変調
符号化
多重化
副層
FDDI
などでは2つの副層に分けて実装されていて、下位層をPMD、上位層をPHYと呼んでいる。
第2層
データリンク層
第1層
物理層
PHY
物理メディア依存層
(PMD)
TCP/IPプロトコルスイート
インターネットプロトコルでは、OSI参照モデルが完全には実装されていない。
IEFTはインターネットプロトコルの階層構造は、
RFC 1122
において4層で定義されており、以来一度も変更されていない。
TCP/IPプロトコルスイートでは、OSI参照モデルの物理層と
データリンク層
(
レイヤー2
)をまとめて「リンク層」としている。
主なプロトコル
現在でもよく使われている、インターネットに関連深いレイヤー1・物理層のプロトコルは、次の通り(原則としてアルファベット順)。
Ethernet
の物理層 (
10BASE-T
、
100BASE-TX
、
1000BASE-T
など)
IEEE 802.11
IEEE 802.11
(赤外線、
2.4GHz帯
)
IEEE 802.11a
(
5GHz帯
)
IEEE 802.11b
(2.4GHz帯)
IEEE 802.11g
(2.4GHz帯)
IEEE 802.11n
(2.4GHz帯/5GHz帯)
IEEE 802.11ac
(5GHz帯)
IEEE 802.16
IEEE 802.16-2004
(WiMAX)
IEEE 802.16e
ISDN
ITU-T X.21
(
ITU-T X.25
の物理層)
PDH
(
T1
、
T3
など)
RS-232C
ITU-T V.24
SDH
SONET
xDSL
(
ADSL
など)
CAP
DMT
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