T1
読み:ティーワン
外語:T1

 北米で用いられている、通信速度約1.5Mbpsのディジタル専用線サービスの通称。
 ANSIの認証委員会「T1委員会」により、標準化が行なわれている。
目次

概要
 T1数1、チャンネル数24。
 AMI符号又はB8ZS符号化を用い、電話交換網で1次群(DS-1)フォーマットのデータを1.544Mbps±50ppmで伝送する。
 トランス結合による平衡伝送であり、インピーダンス100Ω、コネクターDB9(D-sub 9ピン)(ISO標準ISO 4902準拠)またはモジュラー8ピンが使われる。

特徴
 T1は、24本分の64kbps回線(DS-0、零次群)を多重化したものである。
 FDMTDM、STDMといったマルチプレクサーを用いて効率的に利用されている。
 マルチプレクサーによりデータと音声を同時に扱うことも可能であるが、現実的にはデータ専用として使われることが多い。
 日本では、企業向ディジタル専用線や、ISDN回線(INSネット1500)で用いられている。
 なお、ヨーロッパではT1ではなく、64kbps回線を32本束ね2Mbpsの容量を持つ「E1」規格が代わりに使われている。

再検索