データリンク層
読み:データリンクそう
外語:data link layer

 OSI参照モデルレイヤー2(第2層)となる通信プロトコルの階層構造。下位層の上位。
目次

概要
 ネットワーク層(レイヤー3)からの要求に応じ、そして物理層(レイヤー1)に対して要求を行なう。
 このレイヤーの目的は、物理的に直接結ばれた2点間でデータを誤りなく伝送するための制御を行なうことにある。
 従来の通信プロトコルで、伝送制御手順と呼ばれていたものがこの層に相当する。

特徴

サービス
 データリンク層の主なサービスは以下の通り。

副層
 広義のEthernetではデータリンク層を二層に分けて、上位を論理リンク制御層(LLC副層)、下位をメディアアクセス制御層(MAC副層)と呼んでいる。
第2層データリンク層論理リンク制御層(LLC副層)
メディアアクセス制御層(MAC副層)
第1層物理層
 下位層でイーサカード(NIC)やブリッジ、上位層でトランシーバーが動作する。
 なお、DIX仕様Ethernet(Ethernet II)には、LLC副層は存在しない。

TCP/IPプロトコルスイート
 インターネットプロトコルでは、OSI参照モデルが完全には実装されていない。
 IEFTはインターネットプロトコルの階層構造は、RFC 1122において4層で定義されており、以来一度も変更されていない。
 TCP/IPプロトコルスイートでは、OSI参照モデルの物理層(レイヤー1)とデータリンク層をまとめて「リンク層」としている。

主なプロトコル
 現在でもよく使われている、インターネットに関連深いレイヤー2・データリンク層関連のプロトコルは、次の通り(原則としてアルファベット順)。

第2層

第2層+第3層

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