ufs |
辞書:電算用語の基礎知識 技術ディスク・論理編 (TTDISKL) |
読み:ユーエフエス |
外語:ufs: UNIX File System |
品詞:固有名詞 |
UNIXで古くから使われるファイルシステム(ディスク管理方法)の一つ。現在では殆ど使われていない。
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概要 |
BSDに残っているが、FreeBSDなどで使っているufsは純粋なufsではなく改良が加えられており、さらに後継としてFFS、FFFS、UFS2などがある。
inode番号と呼ばれる番号を使用し管理を行なう。
ブロックサイズ等のファイルシステムに関するデータを保持するスーパーブロック、管理単位であるinode番号とデータ領域との対応を管理するinodeテーブル、そして実際のデータを記録するデータブロックの三領域で構成される。
特徴 |
階層構造 |
ufsでは、ディスクは一つ以上のパーティションに分割される。
各パーティションは一つのFS(ファイルシステム)を持ち、FSのファイル数や様々なポインターはスーパーブロックで定義される。そしてFS内にファイルを格納する。
また、ディレクトリと呼ばれる特殊なファイルには、他のファイルへのポインターが格納される。
そして全てのファイルはinode番号を持つ。
ブロック |
ファイルは全てブロック単位で扱われ、一つ以上のブロックで格納される。
基本的には1ブロック512バイトである。
ufsでは1セクターが512バイトであり、つまり1セクターが1ブロックとなる。これが元々のufsで、俗にTraditional UFSとも呼ばれる。
後継 |
ufsでは、一回のトランザクションでアクセスできるのは1ブロックのみであるため効率が悪い。また直接アクセスできるブロックは先頭8ブロックまでで、それ以降は数段の間接アクセスとなるため、やはり効率が悪い。
後にバークレイで1024バイトに拡張されたBSD用ufsが作られ、アクセス速度が向上したが、空き領域が次々とフラグメント化していく問題は残されたままである。これが解決されるのは、BSDで実装されたufsの後継、FFSからである。
リンク |
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