WinMX
読み:ウィン-エムエックス
外語:WinMX
Peer to Peer
による
ファイル交換ソフトウェア
または
ファイル共有ソフトウェア
。
Napster
クローンの一つ。
目次
製品情報
特徴
初出
バージョン2と3
差異
バージョン2
バージョン3
状況
日本での状況
WinMX.comの停止
製品情報
現時点での最新版は以下の通りである。
製品名 ‐ WinMX
使用途 ‐
ファイル交換ソフトウェア
(ver2.6)、
ファイル共有ソフトウェア
(ver3)
初出年 ‐ (不明)
設計者 ‐ Frontcode Technologies
開発者 ‐ Frontcode Technologies
最新版 ‐ WinMX 3.54 beta4
影響関係
被影響 ‐
Napster
、
Gnutella
加影響 ‐ (不明)
動作環境
Microsoft Windows
ライセンス
‐ フリーソフトウェア
特徴
初出
当初は、各種
OpenNap
サーバーに接続して曲(
mp3
)を検索し、
ダウンロード
出来るのが特徴だった。
MusicCityがOpenNapの運用をやめてしまい、一時期は下火になったが、WinMX Ver.2.6から独自の
Peer to Peer
技術
WPNP
を採用したことで、総合ファイル交換ツールとしてユーザーが増えた。
バージョン2と3
差異
WinMXは大きくVer2.6とVer3.xの2バージョンが主流となっているが、両者は殆ど別物である。
Ver2.6は
ファイル交換ソフトウェア
、Ver3.xは
ファイル共有ソフトウェア
となっている。
バージョン2
Ver2.6までのWinMXでは、ファイルは基本的にユーザー両者がお互いのファイルを確認しあい、物々交換をしていた。
従って、ファイル共有をせずにダウンロードしかしない
DOM
は嫌われた。
バージョン3
Ver3.xは、WPNPで構築される巨大なネットワークからファイルのダウンロードを行なう、という点を重視した設計がなされている。そのためVer3.xからは
AFS
や
AEQ
などの新機能が搭載されている。
Ver3.xは、DOMには利点が多いが、物々交換をしたい人には敬遠された。そのため、2002(平成14)年9月8日正午から公式サーバーにVer2.6でWPNP接続出来なくなってから以降も、細々とサーバーを立ち上げて2.6での物々交換が続けられている。
2009(平成21)年現在も、Ver2.6の非公開サーバーは存在するらしい。
状況
日本での状況
標準で
日本語
が使えるので便利らしく、日本でも普及が進んだ。
しかし市販ソフトのコピーの温床にもなっていたため、2001(平成13)年11月28日に著作権侵害(公衆送信権の侵害)の疑いで、
東京都
杉並区
の
大学生
(19歳)と埼玉県さいたま市の専門学校生(20歳)の二人が逮捕されている。
また、猥褻画像陳列による逮捕者なども出ている。
WinMX.comの停止
アメリカではファイル交換サイトに対する法的取締りが強化されており、その中でWinMX.comも2005(平成17)年9月22日、運営が停止させられた。これによってWinMXソフトウェアの配布は停止し、またWinMXのセンターサーバーへの接続も不可能になった。
この理由は米最高裁が2005(平成17)年6月に下した、「著作権を侵害する道具を配布する者は、その道具の利用者が犯した著作権侵害行為にも責任があると見なす」という無茶苦茶な
判決
によるもので、これを根拠に
RIAA
の圧力で閉鎖に追い込まれたとされている。
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