VFAT
読み:ヴィーファット
外語:VFAT: Virtual File Allocation Table
プロテクトモードFATファイルシステム。32ビットの
Microsoft Windows
で搭載されたシステムで、
プロテクトモード
で
FAT
を処理する仮想的なレイヤのこと。
目次
特徴
OSとディスクの間
プロテクトモード
ロングファイル名
特徴
OSとディスクの間
オペレーティングシステム
(OS)は、VFATのレイヤーを挟んでFATにアクセスする。
そして、
ディスク
を読み書きするときにはFAT(
FAT12
・
FAT16
・
FAT32
)に変換される。しかしFAT自体は8.3までの
ファイル名
しか扱えないので、実際にはFATのディレクトリエントリ上に特殊な隠しエントリを作り、ここに
ロングファイル名
を格納している。
プロテクトモード
従来の16ビット環境では、OSは
リアルモード
で動作した。これは、
Windows 3.0
のプロテクトモードでも同様である。
Windows 3.1
からは
仮想記憶
を実現するスワップファイルのアクセスをプロテクトモードで可能にし、その後継Windows for Workgroups 3.11(日本語版は未発売)からは全ファイル処理をプロテクトモードで処理する「32bit File Access」をサポートした。
このFATファイルシステムを「VFAT」といい、また
Windows 95
からは8.3を超える長いファイル名もサポートするようになった。
ロングファイル名
ディレクトリエントリの強引な拡張により、長いファイル名を扱えるようになった。
この技術を「
ロングファイル名
」という。
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