OpenCL
読み:オープン-スィーエル
外語:OpenCL: Open Computing Language

 クロスプラットフォーム対応の並列プログラミング標準規格。OpenGLと同様、業界団体のThe Khronos Groupによって批准され、2008(平成20)年12月9日に発表された。
目次

概要
 Cをベースとしたプログラミング用の環境(フレームワーク)であり、CPUGPUDSPなど異種混在(ヘテロジニアス)環境での演算をサポートする。AppleNVIDIAAMDIntelらが共同開発し、The Khronos Groupへと提出された。
 Appleは、Mac OS X 10.6 Snow LeopardからOpenCLに対応した。

特徴
 並列プログラミングは、近年のGPGPUの高性能化によってニーズが高まった。そこで、標準的な並列プログラミングAPIが求められ、これに応える形で作られたものがOpenCLである。
 GPGPUDSP、あるいはCell Broadband Engineといった様々なアーキテクチャーのプロセッサーで利用できる。
 データ並列、タスク並列による計算モデルの他、OpenGLと組み合わせてグラフィック処理をすることもできる。

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