NVIDIA
読み:エヌビディア
外語:NVIDIA

 グラフィック処理用LSIの製造メーカー。MicrosoftXbox用グラフィックチップのメーカーとしても知られる。
目次

会社概要

特徴

由来
 1993(平成5)年、元LSIロジックの黄仁勳らが設立した。
 NVIDIA最初のGPU製品は「NV1」で、これはダイアモンド・マルチメディア社の3Dグラフィックスボード製品「EDGE 3D」で採用された。
 その後、SGIを退職した技術者が多数入社し、安価ながら高性能として高い評価を得ることとなったGPU「RIVA 128」を完成させた。翌年、後継製品「RIVA TNT」を完成させ、PC用グラフィックチップメーカーとして不動の地位を得ることとなった。

沿革

チップセット
 かつては、パーソナルコンピューター向けにチップセットも供給していた。しかし2010(平成22)年11月、その撤退が発表された。
 IntelもAMDも周辺装置をチップセットに集約し、そしてチップセットの機能をCPUに集約するというSoC化を進める中、サードパーティーの活躍の場は減るばかりであった。GPU機能がGPGPUとしてCPUに内蔵される時代になると、GPU内蔵チップセットはそもそも需要がなくなるので撤退もやむを得ないと言うことになる。そしてこれによって、コンシューマー向けx86系CPUにおいては、サードパーティー製チップセットはほぼ全滅したことになる。
 チップセットから撤退した後は、ARM系CPUコアに自社のGPUコアとHD映像再生エンジン等を統合したSoCであるNVIDIA Tegraの製品拡充を図っている。なお、PC向けグラフィックカードは継続している。

謎のAI半導体メーカー
 半導体メーカーとしてはTOP10にこそ入ってはいないものの、時価総額は9兆円以上で10兆円に迫る大企業である。
 ところが2017(平成29)年5月22日、トヨタが人工知能(AI)のためにNVIDIAと提携したことについて、日経ビジネスオンラインは記事で「謎のAI半導体メーカー」呼ばわりし、マイナーな零細企業扱いをしたため、コンピューター業界を騒然とさせた。日経など読んでいたら、経済が分からなくなること請け合いである。

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