Escキー
読み:エスケープ-キー
外語:Esc key
ファンクションキーの一つ。何らかの回避を行なう際に用いるキー。「Esc」「ESC」「esc」などと書かれたキーをいう。
概要
大抵のキーボードでは左上に存在するキーである。
押すことで、処理を中止したり、取り消したりする用途、すなわちキャンセルの用途が想定されているが、実際にどのように機能するかはソフトウェアの実装に依存する。最近では、特に機能を割り当てていないソフトウェアが多い。
特徴
機種ごとの名称
主な動作
オペレーティングシステムなどにもよるが、Escキーは文字コードとしてエスケープコードを発行するよう実装されていることが多く、エスケープシーケンスの入力に使われる。
MS-DOSの時代のテクストエディターやワープロソフトでは、Escキーを押すとモードの切り替えやメニュー表示などをすることが多かった。Escキーでメニュー表示は、一太郎などが代表である。
GUI環境では特にキャンセル用途で使われることが多く、Windowsでは「はい/いいえ」のダイアログでEscキーを押せば「いいえ」を選択したことに等しい。
用途
Windowsでは、Ctrlキー+Escキーは「Windowsキー」を単独で押した場合と同様に機能し、スタートボタンのメニューを表示する。Windowsキーが存在しない古いキーボード対策と思われる。
Windowsでは、Altキー+Escキーは、押すたびにウィンドウを切り換える。Altキー+Tabキーに近いが、押すとすぐに次のウィンドウを表示する点が異なる。
Emacsでは、PC/AT互換機には存在しないMetaキーの代わりとして、ShiftキーやCtrlキーと同様の修飾キーとして使われており、「Metaキーを押しながらx」というキー操作を「Escキーを押してからx」というキー操作で代用している。
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