論理型
読み:ろんりがた
外語:boolean type

 データ型の一つで、真(true)/偽(false)という真理値のいずれかの値のみを持つ型。英語から、ブーリアン型、ブール型ともいう。単純型の一種で、順序型の一つ。
目次

概要
 プログラミングにおいては、値や式が真か偽かによって継続する動作を変更する。従って、殆どのプログラミング言語では、比較文の結果は論理型となる。
 また、プログラミング言語によっては、この論理型を変数型や関数の戻り値の型とできるものもある。

特徴

C
 Cではもともと論理型は未定義だった。
 比較文(if文)などでは、式の評価結果が0か否か、で判断されている。例えばCの比較演算では、結果が偽であれば0、真であれば!0(!は論理否定演算子で、!0は1)となり、比較文の比較条件式で用いることが可能なようになっている。
 予約語の_BoolISO/IEC 9899:1999(いわゆるC99、日本語規格はJIS X 3010:2003)から新規に追加された。なお、_Boolは予約語だが、論理値true/falseは予約語ではなくマクロとして定義されている。このマクロは「#include <stdbool.h>」で定義される。

C++
 C++では、bool、true、falseという予約語が定義されている。
 bool型の大きさは実装依存であるが、一般に1バイトである。

Java
 Javaでは、boolean、true、falseという予約語が定義されている。
 boolean型にはtrueとfalseのみが代入でき、他の型からの変換はできない。
 boolean型の大きさはJVMの実装依存であるが、一般に1バイトである。

Pascal
 Pascalでは、基本データ型の一つとしてBoolean型が用意されている。
 Boolean型には、TrueまたはFalseを代入することができる。
 Delphiでは次の型が存在する。
 通常使用されるのはBooleanである。他の型は、他の言語やオペレーティングシステムのライブラリとの互換性を提供するために用意されている。

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