Thunderbird
読み:サンダーバード
外語:Thunderbird

 2次キャッシュSRAM統合(オンダイ)版の第三世代Athlonの開発コードネーム。AMDの第7世代x86互換プロセッサーコア
 K75の後継であり、Athlonとして初めて2次キャッシュがオンダイとなった製品で、先代のK75ではCPUクロックの1/3で動作していた2次キャッシュをCPUクロックと同じ速度で稼働できるようになった。2次キャッシュの容量はK75の半分の256Kiバイトとなったが、それを補うために1次キャッシュと2次キャッシュで重複するデータは一方を削除することでキャッシュの効率を上げるエクスルーシブキャッシュが採用された。
 FSBクロック200MHz、1次キャッシュ容量128Kiバイト、Enhanced 3DNow!対応などは従来のK75と同様である。
 語源は、米FORD(フォード)製の1950年代から現在まで続く伝統的な名車。1953(昭和28)年に、米CHEVROLET(シボレー)がアメリカ初のスポーツカーであるコルベットを発表し大ヒットしたことを受け、フォードもV8エンジン搭載+オープンボディー&ハードトップのスポーツカーとして発表し、こちらも大ヒットとなった。
 Thunderbirdコアを利用した廉価製品Duronの開発コードネームはSpitfireである。
 Thunderbirdの後継はPalominoコア(Mobile Athlon 4)である。

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