SN 1054
読み:エスエン-いちゼロごーよん
外語:SN 1054
1054(天喜2)年に、おうし座に長期間に渡り輝き、全世界で観測された超新星。恐らくII型超新星と見られる。
情報
基本情報
- 座標(2000年分点)
- 赤経: 05h 34m 32.0s
- 赤緯: +22°00′52″
- 銀経: 185
- 銀緯: -6
- 所属
- 距離: 約7,200光年
- 実視等級(V): 極大期は昼間も肉眼観測可能
物理的情報
- 種類: II型超新星(推定)
- 発見: 1054(天喜2)年
- 絶対等級(MV): (該当資料なし)
- スペクトル型: (該当資料なし)
- 色指数
- B-V: (該当資料なし)
- U-B: (該当資料なし)
- V-Rc: (該当資料なし)
- R-Ic: (該当資料なし)
- 視線速度(RV): ‐
- 固有運動(μ)
元の恒星
- 恒星名: (該当資料なし)
- 種類: (該当資料なし)
- 質量: (該当資料なし)
- 半径: (該当資料なし)
- 光度: (該当資料なし)
- 表面温度: (該当資料なし)
- 年齢: (該当資料なし)
特徴
1054(天喜2)年に超新星爆発を起こした。元の恒星がどのような天体であったのかは、時代が時代だけに定かではないが、超新星自体は恐らくII型超新星だっただろうという予測(説)が存在する。
現在、同地点には超新星残骸(SNR)があり、中心部にパルサーとなった中性子星(16等級)、その周辺に爆発時に拡散したガスによる星雲が存在する。
この星雲が「かに」に見えた観測者がかつており、もって「かに星雲」と名付けられた。この経緯で、中心部のパルサーは、かにパルサーと呼ばれている。つまり、かに座にあるからかに星雲というわけではない。
この超新星残骸は、彗星観測家シャルル・メシエが「彗星に紛らわしい天体」としてまとめた天体リスト「メシエカタログ」の1番目(M1)に収録された。
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