SGR 1806-20
読み:エスジーアー-いちはちゼロろく-マイナスにーゼロ
外語:SGR 1806-20
軟γ線リピーターの一つ。いて座の方角にある。
天体の情報
- 座標(2000年分点): 赤経18h 08m 39.32s、赤緯-20°24′39.8″(チャンドラ観測によるX線源座標、誤差±0.5″)
- 太陽からの距離: 約3万光年 (米国VLA観測)
天体の特徴
このパルサーは、1993(平成5)年のあすかにより周期7.4685秒、1996(平成8)年のRXTE衛星により周期7.47655秒であることが観測された。
ここから、中性子星は周期変化率が8.3×10−11秒/秒と大きく、年齢は約1500年、磁場が約8×1014ガウスと求められた。この磁場強度は通常の中性子星と比較しても遥かに大きなものであった。
発見
日本のX線天文衛星あすか(ASTRO-D)により、超新星残骸であるSNR G10.0-0.3に発見された。
これによりSGRの活動源は超新星残骸中の中性子星(パルサー)であるとする説が有力となった。
近傍の天体
同じ方角に高光度青色変光星(LBV)のLBV 1806-20が存在する。
再検索