LBV 1806-20
読み:エルビーヴィー-いちはちゼロろく-マイナスにーゼロ
外語:LBV 1806-20

 いて座方角銀河系内最大のHII領域)であるW31内にある恒星で、高光度青色変光星(LBV)と考えられている。観測史上最大光度の恒星とされていた。
目次

情報

基本情報

物理的情報

観測情報

主なカタログ番号
 特になし。

特徴

輝度
 観測が困難で、あまり正確なことは分かっていない。
 途中にある塵のため可視光線では観測できず、赤外線のみで観測可能である。近赤外線では8等級で観測できるが、可視光線では約35等級程度と見積もられており、現時点では観測の術がない。
 実際の光度は諸説ある。最も大きい推定で太陽の4000万倍と桁違いで、それまで最も明るいとされたピストル星(太陽光度の約160〜200万倍)とも比較にならない光度だが、近年の研究ではせいぜい200万倍とされている。

発見
 フロリダ大学などの研究グループにより発見された。
 天体の存在は1990年代に既に知られていたが、2004(平成16)年1月5日に、これが実は極めて明るい天体である事実が発表された。

近傍の天体
 同じ方角軟γ線リピーターSGR 1806-20が存在する。

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