RNA
読み:あーるえぬえー
外語:RNA: ribonucleic acid

 リボ核酸。リボヌクレオチドの直鎖状ポリマー(重合体)のこと。
目次

概要

構造
 RNAは、塩基燐酸で形成される。これはDNAと同じだが、糖の種類が違う。
 DNAの糖がデオキシリボースであるのに対して、RNAのものはリボースである。
 
 また、DNAが二本鎖であるのに対し、RNAは通常一本鎖である。

用途
 普通の生物では、DNAからRNAが作られ、そのRNAが蛋白質の転写などに使われる。DNAとRNAは役割が違っている。
 原核生物および真核生物遺伝子はDNAで構成されており、RNAは使っていない。しかし、RNAウイルスでは遺伝子がRNAで構成されている。

特徴

塩基の種類
 塩基はDNA同様に4種類だが、RNAにはDNAのチミン(T)がなく、代わりにウラシル(U)が使われる。つまり、A、U、G、Cの4種類が使われる。

RNAの種類
 RNAは、大きく三種類に大別される。
 このうち最も多いのはrRNAであり、例えば大腸菌では全RNAの8割がrRNAである。次に多いのがtRNAである。mRNAは全RNAのうちの5%程度となっている。

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