ほうおう座の方向に見られる恒星の一つ。
- 座標(2000年分点)
- 赤経: 01h 09m 29.1554552993s (ICRS)(SIMBAD) [可視光]
- 赤緯: -52°24′34.203535506″ (ICRS)(SIMBAD) [可視光]
- 銀経: 296.5333566419682° (SIMBAD)
- 銀緯: -64.4939496086497° (SIMBAD)
- 所属
- 距離: 約3万6000光年
- 伴星: (該当資料なし)
- 規模
- 年齢: 120億年
- 金属性[Fe/H]: -5.54 (太陽比)
- 等級
- 青色等級(B): 15.89±0.01等 (SIMBAD)
- 黄色等級(V): 15.07±0.01等 (SIMBAD)
- 赤色等級(R): 15.10±0.14等 (SIMBAD)
- G等級(G): 14.9629±0.0003等 (SIMBAD)
- 赤外線等級(I): 14.283±0.007等 (SIMBAD)
- J等級(J): 13.676±0.027等 (SIMBAD)
- H等級(H): 13.253±0.027等 (SIMBAD)
- K等級(K): 13.218±0.034等 (SIMBAD)
- スペクトル分類: CEMP-no
- HE 0107-5240
- 2MASS J01092916-5224341
距離は約3万6000光年、つまり太陽と同様に銀河系内の恒星の一つである。質量は太陽の80%程度。
この恒星は、含まれる金属(天文学では水素・ヘリウム以外の元素の総称)量が、各恒星の水素・ヘリウム量に対して太陽の僅か1/20万、これまで見つかっていた低金属の恒星の1/20しか無いことが分かっている。
現在のビッグバン宇宙論では、水素とヘリウムは宇宙誕生の際に作られ、それよりも重い元素は恒星内での核融合反応などで作られたと考えられている。HE0107-5240にはそういった重金属が含まれていないことから、ごく初期の種族IIの恒星と考えられ、研究が進んでいる、いわゆる種族IIIの恒星発見への糸口になるものと期待される。
関連するリンク
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