渦状腕 |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体用語編 (USTLY) |
読み:かじょうわん |
品詞:名詞 |
渦巻銀河に存在する渦状構造、螺旋状の腕のこと。
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概要 |
渦巻銀河の特徴となる構造で、円盤部(ディスク)のうち、星の密度の高い領域で作られるのが渦状腕と呼ばれる渦状構造である。
渦状腕上には、恒星の他にも、星間分子雲や大質量星形成領域などが集中している。
銀河系 |
構造 |
地球・太陽系の属する銀河系は、渦巻銀河の一種棒渦巻銀河と考えられている。
棒渦巻銀河であるため、中心に棒状の構造があり、そこから二つの大きな腕と、幾つかの腕が弧を描くように出ている。二つの大きな腕は、片方がペルセウス腕、もう片方はたて・ケンタウルス腕と呼ばれている。
銀河中心を挟んだ向こう側は観測できないが、少なくとも4本程度の大きめの渦状腕が存在し、それ以外にも小さな腕や腕の枝が存在する。
名称 |
腕は天の北極からみると銀河系は時計回りをしており、回転の前側から順に、地球から見える近い星座の名を取り、次のように呼ばれている。
↑回転方向
名前は複数あるが代表的なものを選んだ。
太陽系は、「ペルセウス腕」と「いて・りゅうこつ腕」の間にある「オリオン腕」(Orion Arm)と呼ばれる小さな腕内にある。
リンク |
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