H-IIBロケット9号機
読み:エイチトゥービー-ロケット-きゅうごうき
外語:H-IIB F9: H-IIB Launch Vehicle No.9
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
により開発された
H-IIBロケット
の9号機で、本番 第8号機であり、最終機である。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
補足
打ち上げ
計画
沿革
概要
H-IIBロケットの第9号機であり、日本の大型
液体燃料ロケット
第81号機である。
「H-IIB・F9」とも呼ばれる。
2020(令和2)年5月21日に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
の吉信第2射点より発射方位角108.5°で打ち上げられた。
諸元
ロケットの仕様
形式
一段目:
LE-7A
×2基(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B-2
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A3
×4基
フェアリング
5.1m外径 HTV専用フェアリング (5S-H型)
ペイロード(積載物)
宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)
超小型衛星(CubeSat)
NARSSCube-1
AQT-D
RWASAT-1
補足
打ち上げに関する情報提供は全て三菱重工業株式会社から実施されており、JAXA時代と違って詳細な情報が開示されていないため詳細については不明である。
打ち上げ
計画
打ち上げ時刻は、国際宇宙ステーションの軌道により決定されており、2020(令和2)年3月24日に大まかな日程、2020(令和2)年5月19日に正確な計画が発表された。
打ち上げ予定日時: 2020(令和2)年5月21日02:31:00(
20日
@771)
打ち上げ予備期間: 2020(令和2)年5月22日〜2020(令和2)年6月30日
打ち上げ時刻は秒単位で決定されるが、これは最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定される。予備期間中の打ち上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定する。
沿革
2020(令和2)年5月21日02:31:00(
20日
@771): リフトオフ
X+2分5秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 燃焼終了
X+2分8秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 第1ペア、第2ペア分離
X+3分42秒: 衛星フェアリング 分離
X+5分48秒: 第1段主エンジン燃焼停止(MECO)
X+5分57秒: 第1段・第2段 分離
X+6分頃: 第2段エンジン燃焼開始(SEIG)
X+14分21秒: 第2段エンジン燃焼停止(SECO)
X+15分11秒: 「こうのとり9号機」分離、打ち上げ成功
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