H-IIBロケット7号機
読み:エイチトゥービー-ロケット-ななごうき
外語:H-IIB F7: H-IIB Launch Vehicle No.7
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
により開発された
H-IIBロケット
の7号機で、本番 第6号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
打ち上げ
計画
沿革
情報
打ち上げシーケンス
概要
H-IIBロケットの第7号機であり、日本の大型
液体燃料ロケット
第77号機である。
「H-IIB・F7」とも呼ばれる。
2018(平成30)年9月23日に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
の吉信第2射点より発射方位角108.5°で打ち上げられ、成功した。
諸元
ロケットの仕様
形式
一段目:
LE-7A
×2基(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B-2
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A3
×4基
フェアリング
5.1m外径 HTV専用フェアリング (5S-H型)
ペイロード(積載物)
宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)
打ち上げ
計画
打ち上げ時刻は、国際宇宙ステーションの軌道により決定されており、2018(平成30)年7月13日に次のように発表されていた。
打ち上げ予定日時: 2018(平成30)年9月11日07:32(
10日
@980)頃
打ち上げ予備期間: 2018(平成30)年9月12日〜2018(平成30)年10月31日
打ち上げ時刻は秒単位で決定されるが、これは最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定される。予備期間中の打ち上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定する。
しかし、前日から当日にかけて地上局(グアム局)の天候悪化(台風による強風等)が予想されるため、延期となった。
新たな計画は次の通りだったが、当日になりロケット推進系統に異常が検出されたため延期となった。
打ち上げ予定日時: 2018(平成30)年9月15日05:59:14(
14日
@916)
打ち上げ予備期間: 2018(平成30)年9月16日〜2018(平成30)年10月31日
新たな計画は次の通りだったが、2日前に当日の天候悪化が予想されるため再度延期となった。
打ち上げ予定日時: 2018(平成30)年9月22日03:15(
21日
@802)頃
打ち上げ予備期間: 2018(平成30)年9月23日〜2018(平成30)年10月31日
新たな計画は次の通りで、無事に打ち上げに成功した。
打ち上げ予定日時: 2018(平成30)年9月23日02:52:27(
22日
@786)
打ち上げ予備期間: 2018(平成30)年9月24日〜2018(平成30)年10月31日
沿革
2018(平成30)年9月11日07:32(
10日
@980)頃: 当初予定(延期)
2018(平成30)年9月15日05:59:14(
14日
@916): 2回目予定(延期)
2018(平成30)年9月22日03:15(
21日
@802)頃: 3回目予定(延期)
2018(平成30)年9月23日02:52:27(
22日
@786): 4回目予定(打ち上げ成功)
情報
打ち上げシーケンス
時間は全て飛行計画。
X+0秒: 発射(リフトオフ)
X+1分47秒: 固体ロケットブースタ SRB-A 燃焼終了
X+2分4秒: 固体ロケットブースタ SRB-A第1ペア 分離
X+2分7秒: 固体ロケットブースタ SRB-A第2ペア 分離
X+3分40秒: 衛星
フェアリング
分離
X+5分47秒: 第1段主エンジン 燃焼停止(MECO)
X+5分54秒: 第1段・第2段 分離
X+6分5秒: 第2段エンジン 第1回推力立上がり(SELI)
X+14分20秒: 第2段エンジン 第1回燃焼停止 (SECO)
X+15分11秒: 「こうのとり7号機」分離、打ち上げ成功 (実測 X+約14分59秒)
以降は計画値
X+1時間39分5秒: 第2段エンジン第2回始動(SEIG2i)
X+1時間39分58秒: 第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2)
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