王水
読み:おうすい
外語:aqua regia

 濃塩酸濃硝酸を3:1の割合で混合した液体のこと。
 なお、体積の比率については、「一升三円」と覚えると良いらしい。
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特徴
 通常は酸に溶けない白金なども溶解する強酸である。殆どの金属を溶解するが、白金族の金属の多くは王水でも簡単には溶かせない。
 また、タンタルタングステンモリブデンも溶けないようである(不動態をつくる)。

王水の原理
 塩酸還元性の酸なので、イオン化傾向でH(水素)よりイオン化しにくい金属を溶かせない。だが、ここに酸化性の非常に強い酸である硝酸を混ぜると、これら金属も溶けるのである。
 AuCl4や、PtCl62−のような錯体を作りやすいことも、貴金属を溶かす原因と考えられる。

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