濃塩酸
読み:のうえんさん
外語:concentrated hydrochloric acid
濃い塩酸のこと。一般には35%濃度(11.4mol/L)以上を濃塩酸ということが多い。市販品は36%濃度(12mol/L)のものが多いようだ。
塩酸は塩化水素(HCl)の水溶液(つまり混合物)であることから、飽和濃度以上に濃度は高まらない。大体36%濃度程度が上限といえる。従って100%の濃塩酸などと口にしたら嗤われてしまうので注意が必要である。
水溶液なので常温で液体だが、容器の蓋を開けると塩化水素蒸気が出てくる。これを不用意に吸いこむと咳き込んだりする危険性があるので、要注意。
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