イオン化傾向
読み:イオンかけいこう
外語:ionization tendency
金属元素が、水中や水溶液中で電子e−を放出し、陽イオンになろうとする性質のこと。イオン化傾向が大きいものほど陽イオンになりやすく、電子を放出しやすく、延いては酸化されやすいということになる。
例えば、硝酸銀AgNO3の水溶液に銅板を浸すと銅の表面に銀が析出し、溶液は銅(II)イオンによって青色となる。
イオン化傾向は、Au Pt Ag Hg Cu (H2) Pb Sn Ni Co Cd Fe Cr Zn Mn Al Mg Na Ca Sr Ba K Liの順に大きくなるので、銀より銅、銅より鉄の方が陽イオンになりやすいことがここから分かる。
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