CEA |
辞書:科学用語の基礎知識 医学・用語編 (BMEDY) |
読み:スィーイーエイ |
外語:CEA: carcinoembryonic antigen |
品詞:名詞 |
胃がんや大腸がんなど、消化器系がんの腫瘍マーカーの一つ。癌胎児性抗原。
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概要 |
消化器系がんに加えて、様々ながんで広く陽性を示す。臓器特異性は低いが、がんの有無を調べるときによく使われている。
進行がんで反応性が高く、早期がんでは陽性にならないことがある。
がんであっても必ずしも上昇するとは限らない。また逆に、健康でも数%程度で基準を超える場合があることや、喫煙や加齢にも反応する弱点がある。
検体検査においては、生化学的検査(II)である「D009 腫瘍マーカー」に分類されている。検査料は110点である。
特徴 |
正常値 |
診療機関によって様々だが、一例は以下の通り。
異常時 |
CEAが高い値を示す場合は体のどこかにがんが存在する可能性が高いため、他の血液検査やX線造影等による精密検査を要する。
基準値の倍でがんの疑いが濃厚となり、4倍以上であれば既に転移のある末期がんが疑われる。
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