CA19-9 |
辞書:科学用語の基礎知識 医学・用語編 (BMEDY) |
読み:スィーエイ-じゅうきゅうのきゅう |
外語:CA19-9: carbohydrate antigen 19-9 |
品詞:名詞 |
消化器がん、中でも膵臓がんに特異性の高い腫瘍マーカーの一つ。
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概要 |
膵臓がんや胆道がんで、90%程度の陽性率を示す。また、消化器系がん(胃がん、大腸がん)や肝臓がんでも50%前後の陽性率がある。
消化器系がんを疑う場合は、CEAなどと共に検査されることが多い。
婦人科系がんを疑う場合は、乳がんならCA15-3と、卵巣がんならCA125やCA602などと共に検査されることが多い。
ただしこの腫瘍マーカーは、糖尿病や肝炎などにも反応する弱点がある。
検体検査においては、生化学的検査(II)である「D009 腫瘍マーカー」に分類されている。検査料は136点である。
特徴 |
正常値 |
診療機関によって様々だが、一例は以下の通り。
異常時 |
CA19-9が高い値を示す場合は、膵臓がんか、または消化器系のがんが存在する可能性が高いため、他の血液検査やX線造影等による精密検査を要する。
類似する腫瘍マーカーに、SPan-1、DUPAN-2などがある。
がん以外でも上昇することがあるため、がんが見つからない場合は経過観察となる。
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