Μ-Vロケット6号機
読み:ミューファイヴ-ロケット-ろくごうき
外語:M-V-6

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)により開発されたΜ-Vロケットの6号機。
目次

概要
 Μ-Vロケットの6号機であり、Μ-Vロケットとして5回目に打ち上げられた。号機番号と打ち上げ順序は一致していない。
 2005(平成17)年7月10日12:30(@187)に内之浦宇宙空間観測所よりランチャ設定上下角80.2°、発射方位角87.6°で発射され、成功した。

諸元

ロケットの仕様

ペイロード(積載物)

打ち上げ

気象
 ロケット打ち上げ時の天候はうす曇り、西南西の風7m/s(6m/cBeat)、気温31.7℃だった。

計画
 Μ-Vロケット6号機は通常の三段式である。
 このロケットの第一段と第三段は、遂に打ち上げられることの無かったΜ-Vロケット2号機の第一段と第三段が流用された。第二段はΜ-Vロケット4号機の打ち上げ失敗を受け大がかりな仕様変更が施されたM-25を採用したため流用されなかった。
 つまり、Μ-Vロケット6号機は事実上Μ-Vロケット2号機である。

沿革
 発射205秒(237cBeat)後に第三段モーターに点火、燃焼終了後に近地点高度約247km、遠地点高度約560km、軌道傾斜角約31.4°の予定軌道に投入されたことが確認された。
 ASTRO-EIIは発射1307秒(1512cBeat)後に第三段ロケットから分離、ASTRO-EIIから正常に分離された信号を地上局で受信し、打ち上げの成功が確認された。

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