有機酸(カルボン酸)の一つで、炭素環カルボン酸の一つ。
安息香酸やその塩である安息香酸ナトリウムは、保存料として使われている。
- 組成式: C7H6O2
- 構造式: C6H5COOH
- 分子量: 122.12
- 密度: 1.3g/cm3
- 融点: 122℃ (ICSC) (100℃で昇華し始める)
- 沸点: 249℃ (ICSC)
- CAS番号: 65-85-0
- 化学名: 0103
- 官報公示整理番号(化審法番号): 2-609
安息香酸
- 外観: 白色の結晶または粉末
- 溶解性: 水に僅かに溶ける
水溶液は弱酸である。
酸化剤と反応する。
近年、清涼飲料水等にアスコルビン酸(保存料などとして使われる)と共に使うと、発がん性のあるベンゼンが生成することが分かったことから、使用には注意が必要である。
- 引火点: 121℃ (密閉式)
- 発火点: 570℃
- 爆発限界: (該当資料なし)
- 刺激
- 腐食性: (該当資料なし)
- 刺激性: 眼、皮膚、気道を刺激する
- 感作性: (該当資料なし)
- 毒性
- 急性毒性: (該当資料なし)
- 慢性毒性: (該当資料なし)
- がん原性: (該当資料なし)
- 変異原性: (該当資料なし)
- 生殖毒性: (該当資料なし)
- 催畸形性: (該当資料なし)
- 神経毒性: (該当資料なし)
- 規制値
- 一日許容摂取量(ADI): (該当資料なし)
- 暫定耐用一日摂取量(PTDI): (該当資料なし)
- 急性参照値(ARfD): (該当資料なし)
- 暴露許容濃度(TLV): 設定されていない
- 最大許容作業濃度(MAK): 設定されていない (DFG 2006)
- 分解性: (該当資料なし)
- 蓄積性: (該当資料なし)
- 魚毒性: (該当資料なし)
関連するリンク
ICSC 国際化学物質安全性カード用語の所属
保存料
関連する用語
安息香酸ナトリウム