否定論理積
読み:ひてい-ろんりせき
外語:NAND: NOT AND

 論理演算のひとつで論理積(AND)の結果を論理否定(NOT)したもの。
目次

概要
 二項演算であり、入力された論理の双方が(true)なら(false)が出力され、さもなくば真(true)が出力される。
 

論理回路
 AND回路にNOT回路を繋げたものである。
 
 すなわち、 ̄(A ∧ B)、つまり「X = NOT (A AND B)」と等価の演算である。

記述方法
 論理記号は縦棒(|)や、論理積記号∧に上線(〓)が使われる。
 数式に書く場合は、論理積に該当する上に横線を引いて表現することも多い。

ビット演算
 プログラミング言語で、否定論理積の演算子などを用意しているものは、知られていない。
 CC++JavaBASICのいずれにおいても、必要な場合には、論理積を求めた後、論理否定をして求める必要がある。
 ソフトウェアでこの演算を用いることは殆どないが、回路設計においては否定論理和(NOR)と共に、よく使われる論理演算となっている。

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