アンドロメダ銀河
読み:アンドロメダぎんが
外語:Andromeda Galaxy

 アンドロメダ座にみられる銀河の一つで、最も代表的なもの。メシエ天体の一つ。
目次

情報

基本情報

物理的情報

観測情報

主なカタログ番号

特徴

銀河内の天体

観測
 日本から観測できる銀河としては最大。
 秋の天文観測の王様ともいえ、天文家以外にも親しまれており、アンドロメダ銀河の名で知られている。
 創作作品でも、例えば松本零士の作品「銀河鉄道999」では目指す場所はアンドロメダ銀河であった。

規模
 実際の大きさは、銀河系の倍程度と推定されている。
 古くは、円盤部の直径は銀河系と同程度と思われた時期があったが、のちに銀河周辺部となる銀河ハローと考えられた場所も円盤の一部と判明し、直径は従来説の7〜8万光年から、その3倍も大きい22万光年以上へと上方修正された。
 また、2014(平成26)年に、ハロー含めた質量が測られ、M31の総質量は銀河系の倍程度と確認された。

中心部
 この銀河の中心部には、太陽の3,000万倍もの質量超大質量ブラックホールが発見されている。

伴銀河
 伴銀河にM32(NGC 221)やNGC 205(M110)がある。
 フランスのストラスブール天文台のRodrigo Ibata博士らによる研究チームにより、伴銀河であるM32(NGC 221)とNGC 205(M110)からはぎ取られたと見られる恒星の筋がM31へ伸びていることが検出された。
 2つの伴銀河がM31に吸収されつつある、とされる。

伴銀河と衝突
 M31には、半径3万光年ほどのリングがあるが、更に中心部付近にも直径5,000光年ほどのリングが発見された。二つのリングの中心は、共にM31の中心からずれている。
 南アフリカ共和国・ビトバーテルスラント大学のブロック博士らによると、これはM32がM31に衝突したことで形成されたものとし、この衝突は約2億1千万年前に起きた、としている。

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