糖質代謝 |
辞書:科学用語の基礎知識 生物学編 (BBBIO) |
読み:とうしつたいしゃ |
品詞:名詞 |
エネルギー源として必須の栄養素である糖質を利用し、エネルギーを得る生物内での反応のこと。
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概要 |
糖質は、エネルギー源として必須の栄養素である。
外部より糖を食物として得て、これを分解しエネルギーに変えるのが生物の基本的な代謝である。
特徴 |
分解 |
糖(グルコース)は、次の経路を経る。
ここまでで、水と二酸化炭素までに分解され、その過程でエネルギーの貨幣とも呼ばれるATPを生成する。
核酸経路 |
解糖系からの分岐経路で、ペントースリン酸経路(または回路)と呼ばれる反応。
解糖系の一部ではあるが、エネルギー源としてではなく、代謝中間産物を経て脂肪酸やアミノ酸などに変換する。
得られるNADPHは脂質の合成に使われ、デオキシリボースやリボースは核酸(RNA、DNA)の原料となる。
グリコーゲン代謝・糖新生 |
糖質代謝に関連して、次のような反応がある。
糖新生は、糖以外の物質からグルコースやグリコーゲンなどの糖へ変換する経路である。
グリコーゲン代謝は、糖をグリコーゲンに変換、およびその逆変換をする経路である。動物は、糖を多数連結したグリコーゲンに変換し、主に肝臓や筋肉中で保管する。グリコーゲン代謝はグリコーゲン合成とグリコーゲン分解に分けられる。
グリコーゲン合成は、グルコースが解糖系に入る代わりに、グリコーゲンを合成する回路に回され、蓄積される。グリコーゲン分解は逆に、グリコーゲンを加燐酸分解し、ぐるコールにするか、または中間形式のまま解糖系に回されてそのままエネルギーとなる。
リンク |
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