味覚
読み:みかく
外語:taste
ものの味を感じる
感覚
。
目次
概要
特徴
基本味
基本味ではないもの
味を感じる部位
味
概要
味は、一般に味蕾で感じる。味蕾中にある味覚受容細胞が
物質
で刺激されると味の感覚が発生する。
人間
の場合、味蕾は舌にある。
特徴
基本味
人間の場合、次のような基本味を感じることができるとされる。
甘味
塩味
酸味
苦味
旨味
また近年の研究で「油の味」や「カルシウム味」が基本味にあるとする説が提唱されているが、まだコンセンサスは得られていない。
基本味ではないもの
人間の場合、次のものは基本味ではない。
辛味
渋味
味を感じる部位
昔は、舌の部位によって感じる基本味があると考えられていた。この説は現在では否定され、これらの味は舌全体で感じることができるとされている。
昔の説では、舌の前方で
甘味
、前方両縁で
塩味
、その後方で
酸味
、舌の付け根付近で
苦味
を感じるとされた。
それでも、今でもそのような位置では特に味を強く感じると言われてはいる。
味
甘みは主に有機物(蔗糖など)、塩味は主に
無機物
(NaCl、LiCl、RbClなど)、酸味は主に酸(酢酸、酪酸など)、苦みは主にアルカロイドにより感じる。
味覚は、
生物
が体に必要な
物質
を選択的に摂取するために重要な感覚である。例えば体にナトリウム分が少なければ
塩分
の多い食物を選択的に取るようになる、などがある。
味蕾の情報は脳の側頭葉にある味覚中枢に入り、整理され、味として認知されると考えられている。
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