アンドロメダ銀河
読み:アンドロメダぎんが
外語:Andromeda Galaxy
アンドロメダ座
にみられる
銀河
の一つで、最も代表的なもの。メシエ天体の一つ。
目次
情報
基本情報
物理的情報
観測情報
主なカタログ番号
特徴
銀河内の天体
観測
規模
中心部
伴銀河
伴銀河と衝突
情報
基本情報
座標(2000年分点)
赤経
: 00h 42m 44.330s (ICRS)(SIMBAD) [赤外線]
赤緯
: +41°16′07.50″ (ICRS)(SIMBAD) [赤外線]
銀経
: 121.174322° (SIMBAD) [赤外線]
銀緯
: -21.573311° (SIMBAD) [赤外線]
所属:
星座
:
アンドロメダ座
階層:
局部超銀河団
→
局部銀河群
→アンドロメダ銀河
距離:
230荳光年 (通説)
赤方偏移
: z=-0.001000±0.000013 (SIMBAD)
光が届くまでの時間: 約-0.14億年 (z=-0.001000から計算)
実際の距離: 約-0.14億光年 (z=-0.001000から計算)
物理的情報
分類: SA(s)b
伴銀河
NGC 185
NGC 205
(M110)
NGC 221(
M32
)
規模
直径
: (該当資料なし)
質量
: (該当資料なし)
年齢: (該当資料なし)
観測情報
絶対等級
(M
V
): (該当資料なし)
等級
紫外線等級
(U): 4.86±0.03等 (SIMBAD)
青色等級
(B): 4.36等±0.02等 (SIMBAD)
黄色等級
(V): 3.44等±0.03等 (SIMBAD)
J等級(J): 2.094等±0.016等 (SIMBAD)
H等級(H): 1.283等±0.017等 (SIMBAD)
K等級(K): 0.984等±0.017等 (SIMBAD)
視直径: 180′×63′ (
AstroArts
)
視線速度(RV)=後退速度: (該当資料なし)
-300.0km/s(-259.2km/cBeat)±4.0km/s(3.5km/cBeat) (SIMBAD)
みかけの後退速度: -299.94km/s(-259.1km/cBeat) (z=-0.001000から計算)
実際の後退速度: -299.95km/s(-259.2km/cBeat) (z=-0.001000から計算)
固有運動(μ): (該当資料なし)
主なカタログ番号
M31
NGC 224
UGC 454
MCG+07-02-016
PGC 02557
特徴
銀河内の天体
恒星
(
高光度天体
)
Var A-1
J004444.52
AF Andromedae
超新星
SN 1885A
観測
日本から観測できる銀河としては最大。
秋の天文観測の王様ともいえ、天文家以外にも親しまれており、アンドロメダ銀河の名で知られている。
創作作品でも、例えば松本零士の作品「銀河鉄道999」では目指す場所はアンドロメダ銀河であった。
規模
実際の大きさは、
銀河系
の倍程度と推定されている。
古くは、円盤部の直径は銀河系と同程度と思われた時期があったが、のちに銀河周辺部となる
銀河ハロー
と考えられた場所も円盤の一部と判明し、直径は従来説の7〜8万光年から、その3倍も大きい22万光年以上へと上方修正された。
また、2014(平成26)年に、ハロー含めた質量が測られ、M31の総質量は銀河系の倍程度と確認された。
中心部
この銀河の中心部には、太陽の3,000万倍もの
質量
の
超大質量ブラックホール
が発見されている。
伴銀河
伴銀河に
M32
(NGC 221)や
NGC 205
(M110)がある。
フランスのストラスブール天文台のRodrigo Ibata博士らによる研究チームにより、伴銀河であるM32(NGC 221)とNGC 205(M110)からはぎ取られたと見られる恒星の筋がM31へ伸びていることが検出された。
2つの伴銀河がM31に吸収されつつある、とされる。
伴銀河と衝突
M31には、
半径
3万光年ほどのリングがあるが、更に中心部付近にも
直径
5,000光年ほどのリングが発見された。二つのリングの中心は、共にM31の中心からずれている。
南アフリカ共和国・ビトバーテルスラント大学のブロック博士らによると、これはM32がM31に衝突したことで形成されたものとし、この衝突は約2億1千万年前に起きた、としている。
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